詐欺?!レゴを激安で売る通販サイトにご注意を!!
レゴブロックって欲しい商品がなかなか見つからなかったり、値段が高すぎて買えなかったりってことが多いですよね。
そんななか「在庫あり」「激安」で販売されている通販サイトを見つけたら即購入してしまいますよね^^
そんな舞い上がった心でうっかり詐欺サイトに引っかかりそうになった話をここでご紹介しようと思います。
全部私が昨日経験した出来事です^^;
レゴが激安?!お得な通販サイトを発見!!
レゴを探して色んな通販サイトを回っていた時。
激安のおもちゃ専門店を見つけたんですよ。
その通販サイトではレゴが定価の半額、トミカが100円、というありえない価格設定で販売していました!
しかも全品送料無料!
「これマジ?!!」
と思って5分ほどで買い物カゴに4個入れましたよ!!
4個入れても2200円ですよ!安すぎです。
いやあ~粘って探してみるとイイことあるなぁ~
なんて喜んでいたのですが。。。
なんなのでしょう。
どことなく感じる不安。
本当にこの通販サイトで商品買っても大丈夫か??
怪しいニオイがプンプン?!どことなく感じる8つの違和感…
なぜかそのサイト、違和感があるんですよね。
私は購入前に8つの異変に気づくことができて詐欺被害にあわずに済みました。
違和感その1
送料無料に条件がない
普通、送料無料って2000円以上の金額などの条件がつくものじゃないですか。
だって100円のもの買っても送料無料だったら販売店側の損でしかないですよ。
でもその通販サイトにはどこにもその条件が書いてない。
ただただ「送料無料!」と上に書いてあるだけ。
決済方法・配送方法についての説明書きを全部読みましたが全く書いてありません。
「よくある質問」も探しました。書いてないです。
ほ、本当に大丈夫なのでしょうか…?
違和感その2
会員登録でポイント贈呈!とあるが詳細が書いてない
会員登録するとポイントがついたり最初からポイントがもらえるサービスは今では当たり前にどこにでもありますよね。
この通販サイトにもポイント会員制度はあると書いてあるのですが、どこを見てもその詳細が載っていません。
登録で何ポイントもらえるのか、使用期限はいつまでのポイントなのかなど、全く分かりません。
違和感その3
支払い方法が銀行振込のみ
サイトのトップページにはVISAやJCBなどのクレジットカードのマークが書いてあって、あたかも使えるような感じなのですけど、決済方法の詳細ページを見ると「銀行振込のみ」「クレジットカード払い不可」となっています。
あとから調べて分かったことですけど、詐欺サイトは銀行振込のみとするところが多いらしいですね。
クレジットカード払いや着払いはお金が入るまでに時間がかかるので、いつでも逃げられる体勢にしておきたい詐欺サイトはすぐにお金が入る銀行振込を好むらしいです。
違和感その4
品揃えが中途半端
新品商品を取り扱っているおもちゃ専門店なのですが、品揃えがどうも中途半端です。
トミカシリーズにしてもポツポツとしかないですし、新しい新商品も取り扱いなし。ラインナップが古臭い。
まあ、そのおかげで古いレゴを安く買えるならいいのですけど…。
違和感はまだ続きます。
違和感その5
相場と比べてあまりに安すぎる
欲しいレゴだけでなくて他の商品も色々と見てみたんですけど、全部安すぎます。
普通は1万円するおもちゃが2000円ほどで売られています。
あまりに相場とかけ離れた価格設定なので、嬉しさの反面すこし怖さがあります…。
違和感その6
店名とサイトURLに関連性がない
普通だと店名とサイトURLになにかしらの関連性があるものなんですよね。
たとえば楽天市場なら「https:www.rakuten.co.jp」というように店名がURLに載るんですよ。
その通販サイトにはURLの関連性が全くありません。
意味が良くわからない文字列のURLなんですよね。
怪しい。ますます怪しい。
違和感その7
SSL通信技術が未導入
最近のWEBサイトでは「SSL通信技術」といって情報通信を暗号化して送信するシステムを導入することが多くなってきています。
SSL通信技術があれば、名前・住所・クレジットカードの入力情報を第三者に見られることなく安全に買い物ができるようになるのです。
この通販サイトにはSSLが入ってないんですよね。
見分け方はこちら。
左がSSLなしで良くない状態。右がSSLありで安心できる状態です。
URLの隣にある鍵のマークが目印です。
通常のWEBサイトを「見るだけ」ならSSLなしでも問題ないのですが、買い物などで氏名・住所・連絡先・クレジットカードなどの入力を行う時にはSSLありの方が安全で安心できます。
私はこうしてブログを書いている身で普段から気にして見るので分かりましたが、詳しくない人だとそんなところ気づかないかなあと思います。
違和感その8
利用規約ページに恐ろしい一言が…
これは違和感というよりも、もう疑惑が確信に変わってから気付いたことですが、利用規約に書いてあることがヤバイです。ヤバすぎます…!
まずは良識のある一般的な通販サイトの利用規約例からご覧ください。
株式会社◯◯の故意または重大な過失による場合を除き、会員に現実に生じた通常かつ直接の範囲の損害に限り、これを賠償するものとし、特別な事情から生じた損害(損害の発生を予見し、または、予見し得た場合を含みます。)については、責任を負わないものとします。
どこの会社にも免責事項といって「お客様の損害の責任を全て負うものではない」という規約が書いてあるものです。
これがないと何でもかんでも受け付けないといけないものになるので仕方ないです。
良識のある会社の場合は、「当社の悪意やミスによって起こる損害は保証します」と解釈できる文章が書いてあります。
次に、今回の詐欺通販サイトの利用規約を見ていきましょう。
当社は、お客様が本サービスをご利用になれなかったこと、もしくはご利用になったことなどにより発生した一切の損害、損失、不利益について、いかなる責任も 負わないものとします。
要約するとつまり、「買い物が正常にできなくて損したとしても一切責任を取りませんよ」ということです…!!
…は?
何いってんの?
前置きさえしておけば法的に逃れられると思っているのでしょうかね^^;
ここまで開き直って堂々とされたら、もう怒りを通り越して呆れしかないです。
販売店の口コミを調べてみたらやっぱり詐欺サイトだった!
ネットの口コミって便利ですよね。調べれば何でも出てきます^^
怪しい通販サイトの名前を検索すると、過去に購入した人の口コミが出てきました。
「5000円払ったが商品が届かなかった」
「1週間経っても届かない。連絡もない」
「電話で問い合わせしたら現在使われてない番号だった」
「音信不通になって泣き寝入りすることに…」
「住所や電話番号を送信してしまったことを後悔…」
などの口コミがゾロゾロ出てきました…!!!
やっぱりまぎれもない詐欺サイトでした。
今どきこんなサイトがあるんですね^^;
初めての経験だったのでかなりビックリしました。
詐欺サイトの会社情報を調べ上げてやった
詐欺サイトと分かった瞬間、次に私はその会社のことを徹底的に調べてみたいという気持ちになりました。
今後自分が同じ被害に合わないようにするためと、ここでこうしてブログに書き込むことでいろんな人に知ってもらいたいと思ったからです^^
今後の参考になるかと思うので良かったらご覧ください^^
会社名・会社設立日
私が引っかかりそうになった詐欺サイトの会社情報には会社名や会社設立日が書いてありませんでした。
運営歴が浅いので載せられないほかに、そもそも会社が存在してない可能性があります。
会社名が分かればその名前で検索をかけて口コミや評判を調べることができますね^^
住所を調査
住所は神奈川県の某所。
とあるビルの1階にあるらしいのですが、Googleマップのストリートビューで見ても会社名は書いてありませんでした。
まあでもこれはGoogleマップの情報の方が古い可能性もあるので何とも言えません。
ひどい詐欺サイトだと空き地や架空の住所になっていることもあるようです。
怪しいサイトの会社住所が書いてある場合は調べてみると良いかもしれません。
電話番号を検索
電話番号をコピーしてGoogleで検索してみました。
すると「通販サイトで詐欺被害にあいました」という口コミを発見!
しかもその口コミでは「違うサイト名」で紹介されていました。
電話番号や住所は同じでしたがサイト名だけが違います。
おそらく前のショップ名で悪評がたって使えなくなったので、イメージ変更のために名前を変えたものと思います。
連絡先メールアドレスについて
詐欺サイトの特徴としては「フリーメールアドレスを使っている」というのも挙げられます。
フリーメールアドレスとは、「@yahoo.co.jp」や「@gmail.com」などで終わるメールアドレスで、一人で何個でも無料で作ることができるものです。
メールアドレスを捨てて新しくまた作れるのが便利なので詐欺師はよく使うようです。
ただ、フリーメールアドレスを使っているからといって、ただちに悪徳詐欺サイトとなるわけではないのでご注意を。
個人で真面目にショップを開いている人も結構使っていますからね。
- 支離滅裂なメールアドレスになってないか
- ショップ名・会社名・責任者名などが入っているか
を見てあげると良いと思います。
詐欺サイトの場合だと量産のために関連性のないメールアドレスになっていることが多いですから。
もし詐欺サイトに引っかかってしまったら…
私の場合は名前・住所・連絡先などを送信する前に詐欺サイトと気づけたので回避できましたが、気づかずに購入手続きを進めてしまうこともあると思います。
特に売り切れや廃盤などでなかなか手に入れられない希少品が検索の苦労の末にようやく見つかったとしたら、その感動と達成感であっという間に引っかかってしまうと思います。
「あれ?商品が届かないぞ?」
「連絡もつかない!詐欺だ!」
と詐欺通販サイトに引っかかってしまった場合には以下の手順を踏むようにしましょう。
手順1
できるだけ証拠を残しておく
メールでのやりとりや通話履歴の記録、サイトのURLや購入画面、サイト利用規約、振込明細書などなど、証拠となるものは全て保存しておきましょう。
その詐欺サイトは明日にでも削除されるかもしれないので、写真を撮るなりスクリーンショットで保存するなりして証拠を抹消されないような対策が必要です。
手順2
サイトの会員登録を削除
購入手続きを済ませた時点でもう遅いかもしれませんが、ずっと残っているよりはマシなので詐欺サイトの会員登録は削除しましょう。
削除前には、存在し得ない名前・住所に変更登録するのも良いかもしれません。
たとえば「港山区谷川海町三角州6-12ー5ドンペリタワー201号」というように、あり得ない組み合わせや存在しない住所で登録すると他の人の迷惑にもなりません。
手順3
警察に被害届を提出する
次に、すみやかに警察に被害届を提出しましょう。
被害届を出して詐欺にあったことを証明するものがないと、その他の手続きが進みません。
手順4
クレジットカード会社や銀行に連絡する
クレジットカードや銀行口座が不正利用されないようにするために、これ以上の支払いや引き落としができない状態にしましょう。
繰り返しますが、警察に被害届を出すのが先ですのでお間違いなく。
手順5
できるだけ個人情報を変更する
できる範囲でいいので、個人情報は変更したほうが良いです。
メールアドレスが一番簡単で、次に電話番号、そして住所ですね。
そのまま放置していると、怪しい迷惑メールがたくさん届いてコンピューターウィルスに感染したり(スマホでも感染します)、新しく作った銀行口座やクレジットカードもPC・タブレット・スマホなどの端末から情報が抜かれて不正利用される可能性も出てきます。
クレジットカードを新しくしたとしても携帯電話を変えてなかったら、いずれ高額請求が来るかもしれないということです。
最悪の場合は身に覚えのない犯罪をなすりつけられる可能性もあります。
携帯電話の情報は海外で値段をつけて売買されます。
個人情報は1人あたり100円~1万円で取り引きされるみたいです。
情報の質によって使い道が違って値段も違うようです。
そんなビジネスがあるので、商品の販売額が少額だったり会員登録だけの場合でも詐欺サイトにとっては利益になるということらしいです。
手順6
支払ったお金を返してもらう対策
詐欺で騙されたんだからお金は当然返ってくるでしょ?!
と思いきや、返ってこないケースの場合がほとんどだそうです。
返ってこない理由は3つです。
- 裁判を起こさないといけない
- 被害者の数が多くないといけない
- 海外からの詐欺が多い
多くの人が「少額だし手続きが面倒だからもういいや」とあきらめてしまいます。
なので被害者の声が多く集まらず、裁判で優位に立てません。
そして海外からの詐欺がほとんどなので連絡がつかず裁判にすらならないという結果に終わります。
あまりに高額の買い物の場合は弁護士費用を払ってでも取り返したいと思えるのでしょうが、数千円~数万円の場合はあきらめる人が多いです。
こうした私たちの弱みにつけ込んだ詐欺なのかもしれませんね。
本当に取り返したい場合の具体的な手続き方法については書くと長くなるので割愛させていただきます。
レゴブロックの詐欺サイトまとめ
レゴブロックは新商品がどんどん出てくる分、古い商品の生産終了もたくさんあって、希少品が出やすいオモチャです。
なので「やっと見つかった!」と喜んで詐欺に引っかかってしまいやすいものだと思います。
(実際に私がそのパターンで引っかかりそうになりましたので^^;)
詐欺サイトには手に入れづらい商品が相場よりも安い価格で販売されているケースが多くあるそうです。
楽天市場やAmazonなどの大きなネットショップではなくて個人販売店の場合は、おかしな点がないか用心深く見る必要がありますね^^
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