レゴの教育面のメリットは何?将来どう役に立つの?

知育玩具として広く知られるレゴですが、実際にどういった面で教育上のメリットがあるものなのでしょうか?

  • レゴは将来どう役に立つ?
  • うちの子はレゴばっかりで心配…
  • 他の遊びもやってもらいたい…
  • 勉強もしっかりやらせたい

そんなふうに悩むママさんパパさんも多いと思います。

 

というわけで、幼児期~中学生以上も遊べるレゴブロックの教育面のメリットをご紹介したいと思います♪

 

 

論理的思考が高まる

論理的思考というのは、物事を理解するのにパーツごとに分けて理解し最終的に組み立てる考え方のことです。

 

たとえば、早く走って良いタイムを出したいと思った時に、がむしゃらに走ってても上達はできません。

上手い選手のフォームをマネしたり、必要な筋力を鍛えたり、持久力と瞬発力のバランスを整えたりと様々な角度で分析してトレーニングする必要があります。

そして最終的に足が早くなるという目標ゴールにたどり着くことができるのです。

これが論理的思考ができるということです。

 

  • 自分にはあと何が足りない
  • 目標達成までに何が必要か
  • どんな練習が必要なのか

というのを自分で考えるためには論理的に物事を組み立てる必要があります。

 

これは学習面で特に効果を発揮します。

学業全般において効果があるのですけど、特に大きな影響があるのは算数・数学です。

 

数学は最終的な答えを出すためにいろんな公式を組合わせますよね。

最終的な答えを割り出すためにAとBとCの要素が必要で、それぞれに公式を当てはめて考えます。

こうして論理的思考を養うのが数学なのです。

 

なので、レゴブロックに親しんで「組み立てて考える力」「完成に向けて工夫する力」を学ぶのは脳にとってすごく良いことで、将来の学業成績に繋がる面もあるのです^^

 

 

空間認識能力と芸術のセンスが磨かれる

空間認識能力というのは、空間を立体的に捉えて理解する力です。

遠近感から奥行きを感じることができるようになったり、自分が今立っている地図上の位置を鳥の目で見るように感じることができたりする能力でもあります。

 

これが分かるようになると芸術のセンスがグッと上がり、絵を描く時においても奥行き感を大切にして描けるようになります。

そして描いていくうちに親・友達・先生に褒められるようになってどんどん上達していきます。

 

レゴブロックによって色彩を認識する力や空間認識力が高まれば、子どもの将来の選択肢の幅が広がるかもしれませんね。

 

 

問題に対する取組姿勢が身につく

レゴブロックを作っていると様々な問題にぶつかることもあります。

たとえば、「こうしたい」という完成のイメージがあるのにうまく表現できないということがあります。

「欲しいパーツがあるけど持ってないからできない」というのもひとつの問題ですね。

 

小さいことですけど、こうした問題のクリアを積み重ねていくことが子どもの成長には重要です。

問題に直面しても自分の頭で考えて解決していく経験を重ねることによって、自立した大人に成長していくのです。

 

「答えが最初から決められているもの」ではこうした経験ができません。

なので自由に組み合わせて自分の完成形を表現するレゴブロックが最適なのです。

 

 

作り上げた達成感や成功体験から自己肯定感が高まる

幼少時に成功体験を積み重ねて親や先生から褒められると「嬉しい」という気持ちや「愛されている」という感情を覚えます。

 

こうして生まれた安心感は、「自分はなんでもできるんだ」「認められているんだ」という「自己肯定感」へと繋がっていきます。

自己肯定感が高い子供は、うつ病や引きこもりになる確率がグッと減ります。

逆に自己肯定感のない子供は「自分なんていないほうがいいんだ」「親から愛されてない」「誰とも会いたくない」といったネガティブ思考に陥りやすくなります。

 

レゴブロックを作り上げることで達成感を味わって、親から褒められれば「また作ろう」「今度は何を作って喜ばせようかな」とどんどん自分に自信を持てるようになっていきます。

 

なので親御さんはとことん褒めることに徹して下さい^^

決してやっちゃいけないのが「へんなの~」「何これ~ダサい~」「ここをこうしたほうがいいよ」と子どもの作品を否定することです。

もっと良い上達の方法があるなら、子供の作品とは別で大人が作ってあげて見本を示すということもできます。

子どもの自尊心を傷つけることなく教えてあげるようにしましょう♪

 

 

集中力は脳が鍛えられてつくもの

「うちの子は集中力がなくて本当に困ってるの…」

なんてあなたはお悩みではないですか?

 

子供の脳はいろんなことに興味が湧いて発達するようにできてます。

なので興味がどんどん他に移ってしまうのは仕方ないことなんですよ。

 

でもそれでもやっぱり幼児期に集中力を鍛えて小学校でちゃんと勉強できるようになってもらいたいものですよね。

 

子供の性格は遺伝子によって先天的に決まっているものも多いです。

たとえば生まれつきアクティブな子供、生まれつき大人しくてじっとしていられる子なんかの傾向は遺伝子によるところも大きいのです。

 

でも後天的に後から身につくものも大きいのであきらめないでくださいね。

人間の脳が集中できる時間は年を重ねると自然と増えていく傾向があるのですけど、やっぱり大事なのはその人の経験です。

 

集中できる環境で自分の好きなことができると、どんどん集中力というのは鍛えられていきます。

うちの子も最初は全く集中力がなくて、5分もすれば飽きて走り回る子供で本当に世話が焼ける子でした。

 

でもレゴブロックを始めてから1時間も2時間も集中して遊ぶことができるようになって、今度は一緒に付き合わされる親の集中力がなくなるという逆の悩みが出るくらいの変貌を遂げたんです^^;

 

好きなことにとことんのめり込んで遊ぶという経験は、将来の勉強の集中力にも繋がっていきます。

 

「遊んでばっかり!」と怒らずに、教育的なメリットの面も考えて優しく見守ってあげてくださいね♪^^